第75回出雲陸上YOSHIOKAスプリント

 
女子400m
女子300m
男子300m_1
男子300m_2
女子100m
男子100m
昨年はコロナ感染症の影響で開催できなかった出雲陸上ですが、今年は様々な対策を講じた上での開催となりました。
 世界リレーの選考の関係で10日には女子の4x100mRがインドネシアとチームJAPAN(青山華依・鶴田玲美・齋藤愛美・兒玉芽生)で行われ標準記録突破を目指しましたが、44秒30と残念ながら突破できませんでした。気温がやや低く、風邪も強かったことも影響したものと思われます。
 11日は晴天に恵まれましたが、風がやや強い中で行われました。期待された選手の一人男子100mのケンブリッジ選手は予選でやや脚に違和感があり、決勝は欠場。女子の300mでも地元期待の青山聖佳選手(大阪成蹊AC:松江商高卒)も出場を見合わせることとなりました。
 当日のGP種目は女子400mから始まり、松本奈菜子選手(東邦銀行)が強さを発揮して53秒80で優勝しました。続いて行われた女子300mでは前日の4x100mRも走っている齋藤愛美選手(大阪成蹊大)がラスト100mからホームストレートに吹く追い風を受け抜け出し、日本記録37秒08に迫る37秒19の大会新記録で見事優勝しました。第2位鶴田玲美選手(南九州ファミリーマート)、第3位小林茉由選手(J.VIC)、第4位吉田紗弓選手(愛知学院愛知高校教員AC)まで大会新と白熱た好レースとなりました。
 男子300mは急遽100mからエントリー変更した東田旺洋選手(栃木県スポーツ協会)が32秒65で優勝、第2位は川端魁人選手(三重県教員AC)が32秒67、第3位には加藤修也選手(HULFT Pte)が33秒04が入りました。この種目には唯一地元選手として伊藤千紀選手(島根大)が参加しましたが33秒58と山陰新記録をマークし健闘しました。
 女子100mは中盤以降後続を引き離し、石川優選手(青山学院大)がこれも追風参考(+3.0)ながら11秒46優勝。第2位の三浦愛華選手(園田学園女子大)は11秒56、第3位の壹岐あいこ選手(立命館大)は11秒64という結果でした。男子のレースは多田修平選手(住友電工)が得意のスタートでやや先行する中、しっかりと加速した小池祐貴選手(住友電工)が中盤以降の強さを発揮して追風参考(+4.0m)ながら10秒04と好タイムで優勝しました。多田選手はわずかに及ばす10秒08で第2位、第3位には遠藤泰司選手(新日本住設)が10秒14で入りました。
 トラック幕開けの大会ということで、出場する選手もコンディション確保に苦労した様子でしたが、好記録も誕生し2年ぶりに帰ってきたYOSHIOKAスプリントは無事に終了しました。出場選手および関係の皆様お世話になりました。現地だけではなく、ライブ配信を通じての応援ありがとうございました。